着床率を高め不妊を軽減する葉酸の効果

日本国内では、欧米諸国に比べて無脳症や二分脊椎症などの神経管閉塞症の発症率が著しく高い事から、出産を望む女性に対して葉酸の必要性を注意喚起しています。
ビタミンMやビタミンB9、プテロイルグルタミン酸と呼ばれるこの栄養成分は、胎児の先天性の奇形症の発症を予防するだけで無く、不妊や流産、貧血、つわりなどの症状を緩和し解消する効果が期待出来ます。
不妊は、一般的に排卵障害などの排卵因子、卵管閉塞や卵管癒着などの卵管因子、子宮筋腫や子宮内膜症などの子宮因子、子宮頸管炎や子粘液分泌異常などの頚管因子、抗精子抗体など数多く疾患性の因子があり、根本原因となっている疾患の治療が必要です。
葉酸は、子宮内膜を肥厚せる事で受精卵の着床率を向上させ、妊娠の確率を高める効果が期待出来ます。
この栄養成分は、造血ビタミンとも呼ばれる事があり、ビタミンB12と協調する事で核酸の生合成を活性化する事により、赤血球の生合成を促進し子宮に栄養をより多く届ける作用と核酸が細胞の形成を促進する作用により子宮内壁を肥厚させます。
又、この造血ビタミンは、血液の生合成を促進する作用だけで無く、交感神経や副交換神経に関連するホルモンのバランスを整える作用があり、子宮内膜を肥厚させる性腺刺激ホルモンゴナドトロンピンや卵胞ホルモンエストロゲン、黄体ホルモンプロゲステロンのバランスを良好な状態に調整してくれます。
又、妊婦にはとても辛いつわりは、脳の嘔吐中枢神経を刺激するヒト絨毛性ゴナドトロピンや黄体ホルモンプロゲステロンの分泌により引き起こせる為、交感神経と副交感神経のバランスを調整し自律神経を安定させる作用もあり、出産を望む女性には必需とされる栄養素です。
しかし、天然の葉酸を構成するポリグルタミン酸は、水溶性のビタミンなので調理中に流れ出したり、加熱により壊されたりと体内に取り入れる事が難しい上に、分子量が大きいので吸収率が約50%と非常に低い為に厚生労働省でもサプリメントによる摂取を推奨しています。

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